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対照:佐内正史:写真 其の一
19 12 2009

佐内(以下S):今回の展示は、『対照』でいままで出したやつのアザーカット(写真集に入らなかったカット)がいっぱい入ってて。それとガイドブック(カタログの代わりとなるもの。『対照 佐内正史の写真』)の写真。
ガイドブックのは、全部美術館の周りで撮ってるのね。生田緑地の下の駐車場からここに登ってくる間だけの写真なの。それが3年くらいかな。
ここでやることが3年前に決まって、打ち合わせをなるべくこっちでやるようにしてもらって。それで月に1回とか、2ヶ月に1回とか、打ち合わせに来るたびに撮影して。いろんな季節があって。でもこの生田緑地でやるから、ガイドブックはここの写真にしようと思ったんだよね。
P.Y.T.(以下P):これは佐内さんらしい、と思いました。普通のカタログよりもこっちのほうがいいよね。S:うん、普通のカタログだと「作品紹介」みたいになっちゃうし、せっかく本で出て販売もするものだから。この辺の新しい写真のがいいし、あと、太郎さんの美術館でやるから、「岡本太郎さんへ」とか「太郎美術館」へ、とかなったほうがいいかなー、と思いまして(笑)
イメージがわかない「写真」
S:「写真」って感じのも入ってるし、「サービス写真」ってのも入ってるけどね。SLの写真とかは、ホントに「写真」って感じがするけどね。(ガイドブックをめくりながら)それと猫ちゃんのやつとか。すごい「写真」って感じがするよね。ちょっと暗闇撮ったようなのとか、そういうサービスみたいのもあるけど。(木を撮った写真を見て)これも俺すごい写真って感じがしたんだよな。
P:その「写真」っていう感じがするっていうのは言葉にするのは難しいのかな。S:難しい、ねー。うーん。ほかにイメージがわかないってことかな。これは「猫」だし、これは「デゴイチ」だし。これはもう「木」だし。さっきの「サービスカット」っていうのは、“イメージっぽい”ってことかな。“闇のイメージを撮る”っていう。で、ちょっとアートっぽいっていうの?
P:なるほど。写真の向こうに意味性がありそう、というか、そういう雰囲気がしているっていうこと?
S:(「サービスカット」を指して)こんなん、誰でも撮れるからさー。(笑)なんかいわゆるアートみたいなことじゃん。そういうのはやっぱり違うと思うんだよね。そういうの混ぜてるけど。(デゴイチや猫の写真を指して)こういうのは撮れないと思うんだよ。
P:ははは。でも分かる。ちょっと違うものも混ざってるかもしれないけど、基本的に『対照』でやりたいことって「写真」を撮るっていうことでしょ?
S:そうだね。うん。「写真」とちょっと写真以外のものだったりするけど。でも「写真」なんじゃないかな。
<其の二へ続く>
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企画展 「対照 佐内正史の写真」展
川崎市 岡本太郎美術館
〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 TEL 044-90... FAX 044-90...
会期 : 2009年10月10日(土)~2010年1月11日(月・祝)
料金 : 一般900(720)円/高大学生・65歳以上700(560)円/ 小中学生以下 無料/( )内は20名以上の団体料金
休館日 : 月曜日(祝日を除く)、10月13日(火)、11月4日(水)、11月24日(火)、12月24日(木)、
12月28日(月)~2010年1月4日(月)
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→対照:佐内正史:写真 其の零
→関連記事「非・女子な写真のススメ。高橋恭司&佐内正史』
→佐内正史HP
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