NAVIGATORS : P.Y.T.
ゴージャスな不良と犬
10.26.2009
今週は、再びFULL PACKAGE(前回記事=軽やか人生に最高の相方「ブラックベリー)に登場お願いしました。
犬の話を発端に太宰治からエロイーズまで!
知的好奇心旺盛のテイストフルな視点、サイコーに「グルーヴィー」 ;-) です。
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犬が好きです。「動くぬいぐるみ」ではなく交流相手として。
交流できればキリンでもイグアナでもいいけれど、交信波長が合ってるのがどうやら犬なんです、私の場合。自覚したのは大人になってから。で、見渡してみると、結構いるんですね。「メチャクチャやってきたけど、気づいたら犬」とか、「ゾクゾクな人工の真っ只中にいて、でも犬」って方々。
「犬」を「自然」に置き換えてもOK。犬=自然のグルーヴって、なかなかの影響力があったりするもの。
と言うのも、LifeってLiveだと思うワケです。そして、Live ってエネルギー交歓だと思うんです。友情も恋愛も仕事もぜんぶ。これが、言葉もウソも挟めない相手と波長(グルーヴ)をシェアしていると、そのエネルギーの受信・発信アンテナがアガるんですね。
ちょっと脱線しますが、中からキレイとか、本能力アゲとくとか、自分だけで閉じない大人のオーラとか。そういう女子力も全部グルーヴがつくるものなんでは。
先日の「女子力カリスマ」編集長の恋愛Tips. 「満ちる」「ほんのり高揚感」。これもみ~んなエネルギー。受信がアガれば相手の高揚感を読めるし、発信がアガれば、自分の高揚感を「ふんわり」出せる。そんな”本能力”が強いほど、ヒキもオーラも強いのでは?
そういえばCOOLの代表格・ジョニ・ミッチェルも「コヨーテ」を歌ってましたね。犬とは親戚関係ってトコかと。
というワケで、秋の夜長に「ゴージャスな不良と犬」なお話の紹介などさせていただきます。
洋の東西から、全部サクっと読める短編系からご紹介!
1.太宰の『蓄犬談』
今年って実は太宰治の生誕100周年。
「え〜太宰!?」「犬・・ねぇ・・・。」って方にむしろオススメ。
太宰作品って、モトから好きな方はともかく、彼の「ナイーヴなオレ様に万歳!」な路線、「ちょっとイタいんじゃ?」って抵抗がある方もいるのでは?
ほら、やれ自殺未遂だの『人間失格』だの、いかにもらしく何ヌルい事言ってるのかしら、と。自己陶酔型フォロワー率も高めだし(笑)、『走れメロス』のド根性美談に至ってはもう、開いた口がふさがらない。執筆当時はともかく今じゃ、ね。わかります。
が。とある人から「いや、太宰はユーモア小説でしょ。」と聞いて食わずギライを超えてみたら、これが面白い。一瞬、コメディーかと目を疑うユーモアセンス。中でもこのお話は珠玉です。意外に『人間失格』も「ほら。こんなコト思ってる人、いるだろ。」と世の中転がして遊んでたのでは、と思うくらい。太宰の”不良”っぷりは、ご存知の通り。
2.『エロイーズ』の絵本
こちらは主人公がゴージャス不良。NYC最高級ホテル「プラザ」に住むオシャマでヤンチャな女の子。「猫みたいな犬」のウィニーを相棒に、セレブな大人達をふりまわしてます。
「あたしエロイーズ。6歳。」 「たいくつなんてサイテーよ。」 - 6歳にしてガッツリ・ガーリン魂。
それもそのハズ。何しろ作者のケイ・トンプソンは、作家・作曲家・ミュージシャン・女優となんでもこなす才媛ガーリン。ハリウッド時代には、かのフランク・シナトラのヴォーカル・コーチをこなし、映画『パリの恋人』ではオードリー・ヘプバーンとも共演してます。
で、「プラザ」と言えばご存知、セントラルパーク南のゴージャスエリアのアレ。ティファニー本店からたった2ブロックのアレですアレ。最近、改修工事されましたが、ここで上の写真に注目。
実はこのサインボード、ガーリンNAVIのHitomiさんのデザイン。あの頃、あの界隈を歩いて「あ、エロイーズ♪」とハッピーになった方、「あ、ピンクのサインボード!」と微笑んだ方、デザインは彼女で〜す。
→ Hitomi さんがパートナーのIKUさんと主宰しているグラフィック・デザイン・チームHI(NY)のテイスティな作品達はコチラから。
3.T.C.ボイルの『チャンピオンの心』
「ロック・ミュージシャンになるのが夢だった。」 - いきなりイケてます。不良です。
最近じゃロックも「反体制」歌っちゃう本人が50代・60代ザラなんで不良度ビミョーですが、T.C.ボイルがロックの洗礼受けたのは全盛60年代後半。不良殿堂入り。
「僕世代以降の作家はみんな、自分のバンドが持てないんで、書いてるだけさ。」
彼は「Esquire」誌(USA版)や、「The New Yorker」誌でも掲載されているCool 路線。「エッジがきいた言葉」を浴びたい方にオススメ。
紹介作は「名犬ラッシー」を皮肉ったお話で、こんなの書きつつ、本人は犬と暮らしてます。しかもコチラ、NYCシンフォニー・スペースの設立者・芸術監督のアイザイア・シェファーがラジオWNYC局で朗読したのが有名で、番組と連動したヒット・イベント「珠玉の短編集」も20シーズン越え。ラジオ文化、強いですねぇ、アメリカ。
犬で不良なオススメ作品は他にも山ほどありますが、本日はこの辺で。
コアな犬好きさん、よろしかったらコチラもどうぞ。
ノーベル平和賞が決まったオバマ大統領のファースト・ドッグなども取り上げてます。
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FULL PACKAGE
編集部曰く「ガーリンのローリング・ストーン」。毎日のちょっとした素のグルーヴを、モノを通してハッピーに底上げしましょう。映画会社勤めを経て、7年半NY滞在。Key演奏etc.音楽活動で生計を立て、’09年春帰国。[FULL PACKAGE WEB(US犬情報)]
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犬の話を発端に太宰治からエロイーズまで!
知的好奇心旺盛のテイストフルな視点、サイコーに「グルーヴィー」 ;-) です。
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犬が好きです。「動くぬいぐるみ」ではなく交流相手として。
交流できればキリンでもイグアナでもいいけれど、交信波長が合ってるのがどうやら犬なんです、私の場合。自覚したのは大人になってから。で、見渡してみると、結構いるんですね。「メチャクチャやってきたけど、気づいたら犬」とか、「ゾクゾクな人工の真っ只中にいて、でも犬」って方々。
「犬」を「自然」に置き換えてもOK。犬=自然のグルーヴって、なかなかの影響力があったりするもの。
と言うのも、LifeってLiveだと思うワケです。そして、Live ってエネルギー交歓だと思うんです。友情も恋愛も仕事もぜんぶ。これが、言葉もウソも挟めない相手と波長(グルーヴ)をシェアしていると、そのエネルギーの受信・発信アンテナがアガるんですね。
ちょっと脱線しますが、中からキレイとか、本能力アゲとくとか、自分だけで閉じない大人のオーラとか。そういう女子力も全部グルーヴがつくるものなんでは。
先日の「女子力カリスマ」編集長の恋愛Tips. 「満ちる」「ほんのり高揚感」。これもみ~んなエネルギー。受信がアガれば相手の高揚感を読めるし、発信がアガれば、自分の高揚感を「ふんわり」出せる。そんな”本能力”が強いほど、ヒキもオーラも強いのでは?
そういえばCOOLの代表格・ジョニ・ミッチェルも「コヨーテ」を歌ってましたね。犬とは親戚関係ってトコかと。
というワケで、秋の夜長に「ゴージャスな不良と犬」なお話の紹介などさせていただきます。
洋の東西から、全部サクっと読める短編系からご紹介!
1.太宰の『蓄犬談』
今年って実は太宰治の生誕100周年。
「え〜太宰!?」「犬・・ねぇ・・・。」って方にむしろオススメ。
太宰作品って、モトから好きな方はともかく、彼の「ナイーヴなオレ様に万歳!」な路線、「ちょっとイタいんじゃ?」って抵抗がある方もいるのでは?
ほら、やれ自殺未遂だの『人間失格』だの、いかにもらしく何ヌルい事言ってるのかしら、と。自己陶酔型フォロワー率も高めだし(笑)、『走れメロス』のド根性美談に至ってはもう、開いた口がふさがらない。執筆当時はともかく今じゃ、ね。わかります。
が。とある人から「いや、太宰はユーモア小説でしょ。」と聞いて食わずギライを超えてみたら、これが面白い。一瞬、コメディーかと目を疑うユーモアセンス。中でもこのお話は珠玉です。意外に『人間失格』も「ほら。こんなコト思ってる人、いるだろ。」と世の中転がして遊んでたのでは、と思うくらい。太宰の”不良”っぷりは、ご存知の通り。2.『エロイーズ』の絵本
こちらは主人公がゴージャス不良。NYC最高級ホテル「プラザ」に住むオシャマでヤンチャな女の子。「猫みたいな犬」のウィニーを相棒に、セレブな大人達をふりまわしてます。
「あたしエロイーズ。6歳。」 「たいくつなんてサイテーよ。」 - 6歳にしてガッツリ・ガーリン魂。
それもそのハズ。何しろ作者のケイ・トンプソンは、作家・作曲家・ミュージシャン・女優となんでもこなす才媛ガーリン。ハリウッド時代には、かのフランク・シナトラのヴォーカル・コーチをこなし、映画『パリの恋人』ではオードリー・ヘプバーンとも共演してます。
で、「プラザ」と言えばご存知、セントラルパーク南のゴージャスエリアのアレ。ティファニー本店からたった2ブロックのアレですアレ。最近、改修工事されましたが、ここで上の写真に注目。
実はこのサインボード、ガーリンNAVIのHitomiさんのデザイン。あの頃、あの界隈を歩いて「あ、エロイーズ♪」とハッピーになった方、「あ、ピンクのサインボード!」と微笑んだ方、デザインは彼女で〜す。
→ Hitomi さんがパートナーのIKUさんと主宰しているグラフィック・デザイン・チームHI(NY)のテイスティな作品達はコチラから。
3.T.C.ボイルの『チャンピオンの心』
「ロック・ミュージシャンになるのが夢だった。」 - いきなりイケてます。不良です。
最近じゃロックも「反体制」歌っちゃう本人が50代・60代ザラなんで不良度ビミョーですが、T.C.ボイルがロックの洗礼受けたのは全盛60年代後半。不良殿堂入り。
「僕世代以降の作家はみんな、自分のバンドが持てないんで、書いてるだけさ。」
彼は「Esquire」誌(USA版)や、「The New Yorker」誌でも掲載されているCool 路線。「エッジがきいた言葉」を浴びたい方にオススメ。
紹介作は「名犬ラッシー」を皮肉ったお話で、こんなの書きつつ、本人は犬と暮らしてます。しかもコチラ、NYCシンフォニー・スペースの設立者・芸術監督のアイザイア・シェファーがラジオWNYC局で朗読したのが有名で、番組と連動したヒット・イベント「珠玉の短編集」も20シーズン越え。ラジオ文化、強いですねぇ、アメリカ。
犬で不良なオススメ作品は他にも山ほどありますが、本日はこの辺で。
コアな犬好きさん、よろしかったらコチラもどうぞ。
ノーベル平和賞が決まったオバマ大統領のファースト・ドッグなども取り上げてます。
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FULL PACKAGE
編集部曰く「ガーリンのローリング・ストーン」。毎日のちょっとした素のグルーヴを、モノを通してハッピーに底上げしましょう。映画会社勤めを経て、7年半NY滞在。Key演奏etc.音楽活動で生計を立て、’09年春帰国。[FULL PACKAGE WEB(US犬情報)]
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「おしやれ童子」「畜犬談」ほか全8篇収録。
