NAVIGATORS : Marica
極上のバカンスミュージック-DJホセ・パディーヤ
08.10.2009
皆既日食に沸いた日本の夏。残念ながら天候には恵まれなかったようですが、テレビで見たインドの映像とか、ヤバかったですねぇぇぇー。
あんな凄いもの見ながらバカンスを過ごしたヒト....本当~にうらやましい限り!やっぱり自然が織りなす美しさ・雄大さには、いつだって心ときめくものです。
さてさて。そんな大自然の美しさと一体化した音楽といえばチルアウトミュージック。
フジロックの記事でも書きましたが、大自然の中で聴く音楽は格別。フェスみたいに大音量で聴く気持ちよさもありますが、木陰に座って、ぼーっと海を眺めつつ、冷えた白ワインを片手に聴くような音楽=チルアウトもまた、バカンスの醍醐味といえるのではないでしょうか?!
そもそもチルアウトというジャンルが日本で定着したのは、イビサ島にある世界で一番有名なサンセットカフェ、Cafe del Mar(カフェ・デル・マー)の存在によるもの。カフェデルマーのテラス席に座り、美味しいお酒を楽しみつつ地中海に沈む夕陽を眺める。
そこでかかっている音楽がまた素晴らしくて、「カフェデルマー」のコンピレーションは世界中で大ヒット。(マドンナが無人島に持って行きたいCDとして、カフェデルマーの名前を挙げたという逸話も)日本でのブームはいったん落ち着いた感がありますが、このところまた復活の兆しを見せております。
もちろん、イビサではその間も変わらず素晴らしいサンセットと音楽が存在してたわけです。チルアウトはブームとは関係なく、ヨーロッパ夏の風物詩として、少しずつ形を変えながら、確実に定着してます。
前述したカフェデルマーの火付け役として6作目まで選曲を担当し、「チルアウトの神様」「ミスターチルアウト」と異名をとるJOSE PADILLA (ホセ・パディーヤ)。彼の選曲する最新コンピレーションが、この夏も2作リリースされてます。カフェデルマー全盛期を知る人には、なんだか懐かしいなーという名前かもしれませんが、この新作でも非常に大人っぺー選曲で私たちを唸らせてくれます。
彼がカフェデルマーを担当していた頃は、チルアウトとか眼中にないアッパーな人で.....個人的には、あんまりピンときてなかったのですが^^:....何もしないで過ごす時間の贅沢さに気づいた、もはや立派に大人な私(笑)。彼の作り出す世界観が、本当の意味で理解できるようになりました。
ロックとかエレクトロとか、新しい音楽はもちろん大好き!だけどバカンスでは、なるべく日常を感じさせない特別な時間を過ごしたいもの。ホセの選曲は、そんな気持ちをくみ取ってくれる絶妙なレイドバック感があるのです。
例えばここ数年シリーズ化されているBELLA MUSIC 最新作。中盤に収録されたDJ シャドウを聴いて、「わ~~~っ。。。こういうの久々に聴きたかった~!」と感涙。 それはまるで、エステやマッサージで自分で気づかなかったツボを押され、「わっ!そこです。そこ、めっちゃ効いてます!」という時の気分みたい(笑)。または、隠れていた心の琴線を探り当てられたような、、、とにかく抜群の嗅覚がある人なのです。
彼のことを、「気の向くままに放蕩してたら伝説の人となった」と言ってる人がいましたが、彼のそんなユルさが「チルアウトの神様」と呼ばれる所以であり、あのジャンルとか時代とか関係ない独特の選曲センスに繋がってるんでしょう。だからこそ、日常を忘れて過ごしたいリゾート地で、これ以上はないというハマっぷりなんだろうな、、と。要は彼の人生そのものがチルアウトですからねぇー。
これからリゾート地に行く方も、行けない方も、「ミスターチルアウト」の音楽で、日常の喧噪を忘れて「足ツボ」ならぬ「脳内のツボ」を押されてみてはいかがでしょうか。
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ミスターチルアウト ホセ・パディーヤが手がけた最新コンピレーション。大人っぺーです。
