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ヴァレンティノ:ザ・ラスト・エンペラー
05.25.2009
このところ忙しい日々が続いてて、大好きな映画もしばらく見れていない状態でした。以前は週に必ず一度は映画館に行くほどだったのに。そんな中、映画の批評に私が絶対の信頼を置いている友人に久しぶりに会い、いつものように映画話に花が咲き、最近のオススメ映画をいくつかピックアップしてもらったのでした。その中でも、その意外性に惹かれてどうしても見たいと思ったのが、『Valentino: The Last Emperor』でした。そう、あのイタリアン・デザイナー、ヴァレンティノ(バレンチノ、ヴァレンティノ)のドキュメンタリーです。
ヴァレンティのといえば、去年1月のオートクチュール・コレクションを最後に引退しましたが、この映画は、彼の引退まで2年間取材されたもので、45年にも渡る彼のデザイナー人生を追ったドキュメンタリー。今年の3月にはニューヨークのMoMAでプレス・プレビューが開かれ、マドンナやグウィネス・パルトロウ、アン・ハサウェイなどの豪華セレブが集まって話題になったのは、記憶に新しいところです。
そして私は、友人から話を聞いたその翌日、夜の上映に間に合うよう、仕事を猛スピードで片付けて映画館へ向かったのでした。公開からすでに2ヵ月以上も経っていて、平日だったのにも関わらず満席だったので、期待は高まるばかりです。とはいいつつも本当のところは、デザイナーを追ったドキュメンタリー的なものにそれほど興味を持ったことがないので、まだ半信半疑なのでした・・・。
ところで、ヴァレンティノは知名度が高い割には、その詳細や歴史等は意外に知られていないブランド。私もその知識は少なく、肝心の洋服に対してさえも、クラシックで、ちょっと自分には年齢的にまだ似合いそうにないタイプ、といった程度のものでした。実際、去年のオスカーでは、当時15歳のマイリー・サイラスが、ヴァレンティノのシグニチャー・レッドのイブニングガウンを着用して、そのゴージャスなドレスと彼女の年齢のミスマッチに、多くのメディアが批判していたのを覚えています。デザイナーであるヴァレンティノ・ガラヴァーニに対しての前知識といえば、すごく日焼けをしてて、いつもスーツをバシッと決めてるイタリアンなオジサマ、といったかんじ。その常にカッチリしたルックスのせいで、隙のない、人間っぽさがあまり無いイメージで、そのせいか、特別興味を抱いたことはありませんでした。
観賞後はというと・・・、単純でごめんなさい、ヴァレンティノ・ラブ!です(笑)。
当然、彼のキャリアに焦点が当たっているのだけど、でも本当の見所は、ヴァレンティノ氏と、50年来(!)の公私パートナー、
ジャンカルロ・ジャンメッティの2人のリレーションシップ。映画の冒頭で、「別の人間(ヴァレンティノ)の影の中で生きるあなたの人生を一言で言い表すなら?」というなんともデリカシーのないジャーナリストの質問に対して、ジャンカルロは「Happiness(幸福)」と堂々と答えています。なんとも壮大な愛! そして、ヴァレンティノのプライベートジェットやフランスのシャトーなど、桁外れのラグジュアリーな生活とは裏腹に、彼の不器用で、チャーミングで、ヒューマニティ溢れるキャラクターが、一層この映画を盛り上げてくれます。そんな彼のキャラクターは、高い美意識を持つが故に生まれるもので、妥協しない彼に振り回される周りの人間に対して彼は、「I love beauty. It's not my fault!(私は「美」が好き。それは私の責任じゃない!)」と言い放ちます。
当然、ヴァレンティノがクリエイトする洋服に対する見方も一変しました。ヴァレンティノはあくまでハンドメイドにこだわり、アトリエにはミシンが一台もないのだとか。気の遠くなるようなディテールのドレスも(彼の作品の多くがそう)全て手作業で、それは確実にアートの域。シャンブル・サンディカ(パリの高級衣装店組合)にも正式加盟店(メゾン)として認められていている正式なオートクチュール。(現在メゾンは、シャネルやディオールを含む11店と、サンディカが特別に海外から招待しているフランス国外メンバーが、ヴァレンティノを含む3店。)映画の監督は、ヴァレンティノを「本当の意味での最後のクチュリエ」と呼んでいます。
というわけで、私もヴァレンティノ・レッドのガウンが欲しい(笑)!(ちなみにこの赤色は商標登録されているのだそう。)しかし前述した通り、まだまだ私は彼のドレスに似合いません。自分をうんと磨き、美しく歳を重ね、ヴァレンティノ・レッドのドレスを上手に着こなす女性になりたいと思います。
最後に、映画からヴァレンティノの引用を一つ。
「I know what women want. They want to be beautiful.」
ヴァレンティのといえば、去年1月のオートクチュール・コレクションを最後に引退しましたが、この映画は、彼の引退まで2年間取材されたもので、45年にも渡る彼のデザイナー人生を追ったドキュメンタリー。今年の3月にはニューヨークのMoMAでプレス・プレビューが開かれ、マドンナやグウィネス・パルトロウ、アン・ハサウェイなどの豪華セレブが集まって話題になったのは、記憶に新しいところです。
そして私は、友人から話を聞いたその翌日、夜の上映に間に合うよう、仕事を猛スピードで片付けて映画館へ向かったのでした。公開からすでに2ヵ月以上も経っていて、平日だったのにも関わらず満席だったので、期待は高まるばかりです。とはいいつつも本当のところは、デザイナーを追ったドキュメンタリー的なものにそれほど興味を持ったことがないので、まだ半信半疑なのでした・・・。
ところで、ヴァレンティノは知名度が高い割には、その詳細や歴史等は意外に知られていないブランド。私もその知識は少なく、肝心の洋服に対してさえも、クラシックで、ちょっと自分には年齢的にまだ似合いそうにないタイプ、といった程度のものでした。実際、去年のオスカーでは、当時15歳のマイリー・サイラスが、ヴァレンティノのシグニチャー・レッドのイブニングガウンを着用して、そのゴージャスなドレスと彼女の年齢のミスマッチに、多くのメディアが批判していたのを覚えています。デザイナーであるヴァレンティノ・ガラヴァーニに対しての前知識といえば、すごく日焼けをしてて、いつもスーツをバシッと決めてるイタリアンなオジサマ、といったかんじ。その常にカッチリしたルックスのせいで、隙のない、人間っぽさがあまり無いイメージで、そのせいか、特別興味を抱いたことはありませんでした。
観賞後はというと・・・、単純でごめんなさい、ヴァレンティノ・ラブ!です(笑)。
当然、彼のキャリアに焦点が当たっているのだけど、でも本当の見所は、ヴァレンティノ氏と、50年来(!)の公私パートナー、
ジャンカルロ・ジャンメッティの2人のリレーションシップ。映画の冒頭で、「別の人間(ヴァレンティノ)の影の中で生きるあなたの人生を一言で言い表すなら?」というなんともデリカシーのないジャーナリストの質問に対して、ジャンカルロは「Happiness(幸福)」と堂々と答えています。なんとも壮大な愛! そして、ヴァレンティノのプライベートジェットやフランスのシャトーなど、桁外れのラグジュアリーな生活とは裏腹に、彼の不器用で、チャーミングで、ヒューマニティ溢れるキャラクターが、一層この映画を盛り上げてくれます。そんな彼のキャラクターは、高い美意識を持つが故に生まれるもので、妥協しない彼に振り回される周りの人間に対して彼は、「I love beauty. It's not my fault!(私は「美」が好き。それは私の責任じゃない!)」と言い放ちます。
当然、ヴァレンティノがクリエイトする洋服に対する見方も一変しました。ヴァレンティノはあくまでハンドメイドにこだわり、アトリエにはミシンが一台もないのだとか。気の遠くなるようなディテールのドレスも(彼の作品の多くがそう)全て手作業で、それは確実にアートの域。シャンブル・サンディカ(パリの高級衣装店組合)にも正式加盟店(メゾン)として認められていている正式なオートクチュール。(現在メゾンは、シャネルやディオールを含む11店と、サンディカが特別に海外から招待しているフランス国外メンバーが、ヴァレンティノを含む3店。)映画の監督は、ヴァレンティノを「本当の意味での最後のクチュリエ」と呼んでいます。
というわけで、私もヴァレンティノ・レッドのガウンが欲しい(笑)!(ちなみにこの赤色は商標登録されているのだそう。)しかし前述した通り、まだまだ私は彼のドレスに似合いません。自分をうんと磨き、美しく歳を重ね、ヴァレンティノ・レッドのドレスを上手に着こなす女性になりたいと思います。
最後に、映画からヴァレンティノの引用を一つ。
「I know what women want. They want to be beautiful.」
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