NAVIGATORS : Marica
フィギュアスケート 音楽・振り付けの楽しみ方
04.20.2009
音楽の仕事なんかしていると、「文科系」の人間だと思われがちですが、実はスポーツ界にもか~なり精通してます。野球(WBC中は大変でした^^; ) 、サッカー(競技観戦率でいえばno.1)、モータースポーツ、テニス、バレー、卓球....詳しさの強弱はあれど、一通りのスポーツは楽しんで見てます。
さて。女子的目線で現在最も気になるスポーツといえば フィギュアスケート!!衣装やメイクが華やかなフィギュアスケートは子供のころから大好きでした。荒川静香→浅田真央のおかげで、ほぼ毎試合テレビ中継やってますし、ますます大好きに。そして音楽が絶対不可欠なスポーツだけに、音にまつわるエピソードもなかなか面白いんです。
荒川静香さんが金メダルを取った後、フリースケーティングで使用したプッチーニ/ トゥーランドット、エキシビションのケルティックウーマン/ ユーレイズミーアップの着うたDLが爆発的に伸びて、レコード会社の方々は新たな販路の拡大に胸を躍らせたのではないでしょうか(笑)。以来、人気選手の演目が音楽業界からも注目を集めようになりました。
今シーズンはなんといっても真央ちゃんがフリーで選んだ ハチャトゥリアン/仮面舞踏会がブレイク中。実は織田信成選手も同じ曲をSPで使ってるんですが、世間の評価は圧倒的に仮面舞踏会=真央ちゃん。ライバルやスター選手と演目がかぶらないようにするのも、勝負の世界では大事なことかもしれません。余談ですが、安藤美姫選手と、中野由香里選手の今シーズンのSPがかぶってて(ジゼル)、安藤選手が途中でプログラムを変更する、、なんてことも。
ハチャトゥリアンはクラシックファン以外に馴染が薄そうですが、スケート界では結構人気があります。私も最近知ったのですが、どの曲で滑るのかは スケーター本人でなく、基本的にコレオグラファー(振付師)が決めるんですって。 コーチ陣やコレオグラファーに旧ソビエト系の人間が多いことを考えると、おなじく旧ソビエト系のハチャトゥリアンが使われるのも納得。あの「鬼のプログラム」と言われるほど難解で激しい仮面舞踏会の振り付けは、もちろん毛皮の名コーチ タラソワによるものです。
SPは、ローリー・ニコルによるドビッシー/月の光。ニコルは、真央ちゃんに以前ショパンを滑らせていた人で、タラソワと正反対に、選ぶ曲も振り付けも、可憐なイメージのものが多い。カナダ出身のため、来年のバンクーバー五輪に備えて、担当する選手を絞っているという噂もあるが、真央ちゃんの可愛らしさを引き出すには 彼女の振り付け、選曲は最適なんじゃないかと思います。でもさらに前進する為に、タラソワさんの鬼プログラムもをあえて選択したのでしょうねー。
一方ライバル キム・ヨナは、カナダ人コーチ&コレオグラファーデヴィッド・ウィルソンを起用。完全なバンクーバー対策ですな、こりゃ。ちなみにキムヨナは、エキシビションで使う曲がめちゃくちゃポップ。 リアーナ/(Don't Stop the Music) マンディ・ムーア、ノーダウト etc...このあたりは、エキシビションでもクラシックやミュージカルを使う真央ちゃんとかなり対照的。
いかにもソビエトバレエを継承したクラシカルなタラソワ VS ゲイのカナダ人ウィルソン。真央VSキムヨナの裏で、コレオグラフィーの対決も火花を散らしております。
エキシビションだけでいったら、アメリカ男子のエース エヴァン・ライサチェクは驚きのWHITE STRIPESとカニエ・ウエスト!本人が気分があがる曲を選んだ、、、なんて言ってますから、もしや音楽通?!なのかもしれません。
最後に、私の周りのスケートファン全員の疑問「なぜ小塚崇彦の衣装は地味すぎるのか?!」について。どうやら、世界トップクラスのステップやスケーティング技術を見せるために、わざと地味にしてるんだそうです。(コレオグラフィーは佐藤由香さん) でも曲は 「ロミオとジュリエット」なのだから、もうちょっと何とかならんもんでしょうかねぇ....オリンピックまでにはどうにかしてあげて欲しいなぁ。
- mono1
- mono2
- mono3
真央ちゃん、織田選手が使用のワルツは1曲目に収録。
