ヴィヴィアン・ウエストウッドのお仕事。

09.15.2008

Vwestwood_main_n.jpg

世界各地に「ファッションウィーク」のシーズンがやってきました!各メゾンの新作発表はもちろん、街中を巻き込む「1年で最も華やかな週間」。

 
我らが「東京ファッションウィーク」期間中も「Dior  homme」をはじめ、話題のパーティ&イベントが目白押しでした。ちなみにDior hommeのパーティでは、デザイナーのクリス・ヴァン・アッシュの来日はもちろん、コレクションの音楽を担当したJUSTICE/ジャスティスのDJ, そして会場にはカニエ・ウエストがいたとか!!!いやはや豪華ですー☆☆

そして9/14からスタートの「ロンドンファッションウィーク」周辺トピックで、「おぉっつ!」と思ったのがコレ。

VIVIENNE WESTWOOD RELEASES ALBUM (ヴィヴィアン・ウエストウッドCDリリース)
  

選曲はもちろん、ジャケットの装丁等も全てヴィヴィアンが手がけているそうです。 しかもリリースを記念して、ロンドンの人気デパートSelfridgesには、過去のアーカイブやワンオフアイテムに囲まれた部屋でアルバムを視聴できる特別なスペースを設置するとのこと!

ヴィヴィアンといえば、皆さんご存知の通りパンク~パイレーツファッション~魔女ファッションなどを続々と考案した「ファッション界の女王」。私生活でも、4度目の結婚が25才年下の元教え子(ヴィヴィアンは元教師)だったりする「存在そのものがパンク」な方であります。そうそう、「セックス&ザシティ」映画版でキャリーが選んだウェディングドレスはヴィヴィアンのでしたねー♪                                                    

ちなみに息子さんは、ランジェリーブランドAgent Provocateur ( エージェント プロヴォケーター )のオーナー。Agent Provocateur といえば、ケイト・モスが出演したセクシーなウェブサイトCMが当時爆発的なアクセスを記録してました。親子そろって破壊力満点です。

ヴィヴィアンのこれまでのファッションの変遷を音とリンクさせたCDということで、 「普通の音楽」を集めたワケは、、、

ナイですよね、、、やっぱり ^^;
 

「パンクの女王」時代の選曲は、THE NEW YORK DOLLS / ニューヨークドールズ、伝説のギタリスト Link Wray/  リンク・レイなど。ヴィヴィアン&マルコムがパンクを仕掛けるきっかけとなった ニューヨークドールズは、70年代初頭に既にパンクだったニューヨークの伝説的バンド。参考までにシド・ヴィシャス(セックスピストルズ)のガールフレンド ナンシーは、元ニューヨークドールズのグルーピーロンドンへ移住シドを餌食に。彼女がヘロインをロンドンに持ち込んだのが定説で、シド周りの人がナンシーを激しく嫌悪する理由はそのあたりにもあるのでせうね。
 
リンク・レイを知っている方は相当なツワモノ ロックファン。ギターウルフなど、彼をリスペクトするロッカーは多数いますが「アタシ リンク・レイとか好き」なんて言った日には、もの凄いリスペクトされるかドン引きされるかどっちかです(笑)。私もつい最近まで知らなかったのですが、硬派なロックファンの友人曰く 「めちゃくちゃ格好いいよー」。

オペラや中世モチーフのファッションへ移行してからのBGMとして、ロシア最古の楽団キーロフ歌劇場管弦楽団 演奏の「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」といったチャイコフスキーの名作や、クラシックギターの名手Alexandre Lagoya(アレクサンドル・ラゴヤ)などが選ばれています。くるみ割り人形の中でも1番有名 な「Waltz Of The Flowers 」が収録されていて、改めて聞くとすごく新鮮です。

収録された全16曲を見渡すと、過激なようでいて、どこか高貴なヴィヴィアンの服そのまま、、って感じで、きっと本当に本人がインスパイアされた音を選んだんだろうなーと納得。ヴィヴィアンの事をもっと知りたい!という人には、パンク時代からのドキュメンタリーDVDがでているので、そちらがお薦め。(70年代のロンドンカルチャーが丸わかりの貴重な映像満載)

そういえばニューヨークドールズとチャイコフスキーが共存しているあたり、、、コレってソフィア・コッポラ映画「マリーアントワネット」のサントラみたいではないですか?!

ソフィア嬢の設定は「中世の社交界の人々がロックで踊る」だったけど、ヴィヴィアンの場合は「現代のモデルたちが 古典音楽でキャットウォーク」。やはり突き抜けた女性の感性はなんらかの共通点があるんでしょうかー。

ファッションデザイナーが選曲したCDといえば、カール・ラガーフェルドのコンピレーションも有名ですが、「旬で普通に良い音楽」をきちんと選んでいるあたり、ヴィヴィアンとは正反対!シャネルのきちんとした仕事ぶりとリンクしてますねー。興味のある方は、カールのコンピと比べてみると面白いですヨ。

今回のCDリリースは、ヴィヴィアン・ウエストウッドがヴィヴィアン・ウエストウッドたる所以を見せた、、という点で、すごく意味のあることだったんじゃないかなーと思います。好き嫌いは大いにわかれると思いますが、それも含めてとってもヴィヴィアンらしいお仕事だったのではないでしょーか!?

  • mono1
  • mono2
  • mono3
vivian100.JPG

V.A: VIVIENNE WESTWOOD / CATWALK  

マーキュリー UK 

輸入版につきオープンプライス amazonで¥4161 

Available at

 

 

ヴィヴィアン自身が選曲&アートワークを手がけた初のコンピレーション

Sign up for newsletters