NAVIGATORS : taramoon
アンジェリーナ・ジョリーのマタニティー・ドレス
07.21.2008
タイミングと場所と最高の製品という組み合わせが出来れば必ず成功はやってくる。それ以外に成功を呼ぶ魔法はない。
ー バド・コンハイム ー
これは米国のファッションメーカー「ニコール・ミラー」のCEO(最高責任者)の言葉。実はセレブのファッションチェックが大好きなガーリンちゃんであれば記憶に新しい、今年5月に開催されたカンヌ映画祭の中でも一際、輝いていたアンジェリーナ・ジョリーがパートナーのブラッド・ピットと連れ立って、夜のお出掛けにチョイスしたベアトップのロングドレスが同社のもので、なんとこのドレス、アンジー効果で一万着も売れてしまったんだそうな。コンハイム氏は「最高の広告は予期せぬ幸運」とも語っておりますが、さすがにわかってらっしゃる(笑)。
今世紀最大と言っても過言ではない大物カップル誕生に賛否両論、世界中が湧いたのはたった3年前。公開間近だった共演作「Mr. & Mrs. スミス」のPRだろ?とさえ疑ったブラピとアンジーのスキャンダルを、まだ噂レベルの段階からアタクシ追いかけて参りました(どんだけゴシップ好きなのよ)。とにかくこの二人のエピソードは初期の頃から一流のエンターテーメントを見ているような驚きと感動に溢れていたというのが特徴で、ゴシップ界に一流や二流があるとすればブランジェリーナのそれはまさに世界遺産クラスの一級品。人気者同士だけにバッシングも大いに荒れたものの、無理が通れば道理引っ込むとは良く言ったもんです(笑)。
ゴシップ当初は略奪愛反対!と二人の関係をマジメに叩いて来た(よく考えれば)心ある人々も、なんだかもうどうでも良くなって来たんじゃないかとお察しする2008年の夏。今度は双子ちゃん出産というWの喜びに加え、男女の産み分けすら成功させてしまった快挙(拍手)。こうしてドンドン増える子宝騒動によって「ブランジェリーナは奇跡も起こす」とばかり見る者に興奮を与え、その無敵ぶりを利用して世界に対する真摯な慈善活動に還元しちゃう姿が見ていて何とも気持ちが良いわけです。
このゴージャスカップル誕生秘話の裏側で綿密なプランニングがあったどーかは知りませぬが、まさにタイミングと場所と最高の製品(ブラピとアンジー)の組み合わせマジック。これ以上に成功しているカップルの例があったらアタシは知りたい(大笑い)。いや影でイロイロと努力はしてると思いますけどね。そりゃ生身の人間なんだから(笑)。で、今回フォーカスするのは神懸かりにも見えるパワーを兼ね備えてしまったアンジーが、双子ちゃん妊娠中にマタニティーとして頻繁に着回していたロングドレスなのです。
アタシ自身のことで言えば、ハワイ、フロリダと放浪した経験からロングドレスは常夏エリアの暑い日々をイージーに生き抜くための必需品。お気に入りはヒッピー時代のヴィンテージやムームー、そして田舎の州で本格的ヒッピーライフを送る友人のハンドメイドなどですが、体を締めつけないのでドレスにビーサン履きでいると、まるで自分が大自然の一部になったようにハッピーでフリーダムな気分になれる(ほどラクチン!)アイテムです。巷ではヒッピー回帰もトレンドのひとつになっている今夏。なーんだ、やっぱりアンジーだってちゃーんとトレンドチェックしてるんじゃないの?。と、短絡的に片付けてしまうのはまだ早い。
彼女にもいくつかお気に入りのブランドがあるようで、NYコレクションの常連、冒頭でご紹介した「ニコール・ミラー」は、どちらかと言うとカジュアルなドレスアップ用として。パリジェンヌ代表シャルロット・ゲンズブールが(今期まで)広告塔を務める仏ブランド「ジェラール・ダレル」では、カタログでシャルロットも着用している小花プリントのガーリーなドレスをチョイス。フランス女にはポピュラーであるらしいこのブランドは、ドレスだけでなくバッグを愛用している姿もパパラッチされていましたが、ここでもアンジー(それともシャルロット?)効果でイメージアップがはかれたのか、最近は地味なポジションからヤングセレブ御用達ブランドへまで飛躍的な成功を見せております。
そして「レイチェル・パリー」も、妊娠中のパパラッチ画像の登場回数が多かったドレス。LA発の「レイチェル・パリー」は、キャメロン・ディアズやサラ・ジェシカ・パーカーなどを顧客に持ち「軽くて柔らかな着心地」と定評があるカットソーブランドの草分けで、アンジーもドレス以前から日常的にトップスをヘヴィーローテーション。ザッと挙げた3つのどれもがラグジュアリーではない、庶民にも手が届くカジュアルプライスのブランドだというとこもファッションにはチカラの抜けた彼女らしさが出ています。
そもそもアンジーの場合、アグレッシブな外見とは裏腹なコンサバ感覚とゆーか、どちらかと言えば他のセレブに比べるとファッションには無頓着なタイプ。モデルであった過去を持つほど生まれつきスタイルの良さには恵まれているのにトレンドにはイマイチ淡白で、イメージ戦略のためにファッション界と手を結び、モードを追っ掛け、半ばヴィクティム化しているように見えるお洒落セレブ達とはかなり一線を画す存在です。
過去のパンクでユニセックスだった若気の至り時代を含め、モノトーン中心のシンプル・イズ・ベストに一貫性はありますが、前夫ビリー・ボブとの時代はタトゥも含め、まさにアブナイという形容がぴったりなワイルドでクレイジーな装い、そして長男マドックスを養子に迎え母となった頃からは、動きやすさにポイントを絞った上品な着こなしを信条にしておりました。こうしたワードローブ史から浮かび上がってくる彼女の素敵のミソは、その瞬間の自分に正直な気持ちを躊躇わずに取り入れて表現するしなやかな行動力。
ヒッピードレスも、さぞかし双子分じゃ腹も重かろう。それに小さな子供達の子育てもあるから動きやすくなくてはいけなかろう。という観点で選ばれたマタニティーウエアだったのでしょう。また日常着にハッピーな色が加わったのもドレススタイルを取り入れたからこそ起こった変化です。胎教を考えてのことだったのか?それとも愛するブラピに「カラフルなのも似合うよ」と甘く囁かれたのか?はたまた可愛い子供達のリクエストだったのか?どちらにしても「虹のような家族を作るのが夢」と語る彼女の心境が現れているのが見て取れて、同じヒッピードレスを愛する者としては、自由な息吹を感じさせるこのドレスが、大地を踏みしめ、今まさに母であることを謳歌しているアンジーのマザー・オブ・アースなスピリットにピッタリだったのではないかと妄想してしまうのです。
つまり常に自分の今の生き方とライフスタイルに合っているかどうか?ということが、彼女のファッション観のベースであり、どこか地道で頑固なこの考え方こそ、実はガーリンであれば憧れて止まないパリジェンヌの思考回路ではあるまいか。(たぶん)そこに気づいて自分らしさを追求しているアンジーは、一見ガーリーとは程遠いイメージであっても、やっぱりガーリンのお仲間。だから見る者は知らず知らずにその人生観ごと彼女の着こなしに憧れ、心のどこかであやかりたいと願う・・・なので一万着完売もナルホド納得(笑)。もしかすると今を生きるガーリンにとって、アンジェリーナ・ジョリーという「成功を呼ぶ魔法」をリアルタイムに体験していることは、「予期せぬ幸運」だったりするのかもしれません。
Illustration by Yuki Kitazumi
このゴージャスカップル誕生秘話の裏側で綿密なプランニングがあったどーかは知りませぬが、まさにタイミングと場所と最高の製品(ブラピとアンジー)の組み合わせマジック。これ以上に成功しているカップルの例があったらアタシは知りたい(大笑い)。いや影でイロイロと努力はしてると思いますけどね。そりゃ生身の人間なんだから(笑)。で、今回フォーカスするのは神懸かりにも見えるパワーを兼ね備えてしまったアンジーが、双子ちゃん妊娠中にマタニティーとして頻繁に着回していたロングドレスなのです。
アタシ自身のことで言えば、ハワイ、フロリダと放浪した経験からロングドレスは常夏エリアの暑い日々をイージーに生き抜くための必需品。お気に入りはヒッピー時代のヴィンテージやムームー、そして田舎の州で本格的ヒッピーライフを送る友人のハンドメイドなどですが、体を締めつけないのでドレスにビーサン履きでいると、まるで自分が大自然の一部になったようにハッピーでフリーダムな気分になれる(ほどラクチン!)アイテムです。巷ではヒッピー回帰もトレンドのひとつになっている今夏。なーんだ、やっぱりアンジーだってちゃーんとトレンドチェックしてるんじゃないの?。と、短絡的に片付けてしまうのはまだ早い。
彼女にもいくつかお気に入りのブランドがあるようで、NYコレクションの常連、冒頭でご紹介した「ニコール・ミラー」は、どちらかと言うとカジュアルなドレスアップ用として。パリジェンヌ代表シャルロット・ゲンズブールが(今期まで)広告塔を務める仏ブランド「ジェラール・ダレル」では、カタログでシャルロットも着用している小花プリントのガーリーなドレスをチョイス。フランス女にはポピュラーであるらしいこのブランドは、ドレスだけでなくバッグを愛用している姿もパパラッチされていましたが、ここでもアンジー(それともシャルロット?)効果でイメージアップがはかれたのか、最近は地味なポジションからヤングセレブ御用達ブランドへまで飛躍的な成功を見せております。
そして「レイチェル・パリー」も、妊娠中のパパラッチ画像の登場回数が多かったドレス。LA発の「レイチェル・パリー」は、キャメロン・ディアズやサラ・ジェシカ・パーカーなどを顧客に持ち「軽くて柔らかな着心地」と定評があるカットソーブランドの草分けで、アンジーもドレス以前から日常的にトップスをヘヴィーローテーション。ザッと挙げた3つのどれもがラグジュアリーではない、庶民にも手が届くカジュアルプライスのブランドだというとこもファッションにはチカラの抜けた彼女らしさが出ています。
そもそもアンジーの場合、アグレッシブな外見とは裏腹なコンサバ感覚とゆーか、どちらかと言えば他のセレブに比べるとファッションには無頓着なタイプ。モデルであった過去を持つほど生まれつきスタイルの良さには恵まれているのにトレンドにはイマイチ淡白で、イメージ戦略のためにファッション界と手を結び、モードを追っ掛け、半ばヴィクティム化しているように見えるお洒落セレブ達とはかなり一線を画す存在です。
過去のパンクでユニセックスだった若気の至り時代を含め、モノトーン中心のシンプル・イズ・ベストに一貫性はありますが、前夫ビリー・ボブとの時代はタトゥも含め、まさにアブナイという形容がぴったりなワイルドでクレイジーな装い、そして長男マドックスを養子に迎え母となった頃からは、動きやすさにポイントを絞った上品な着こなしを信条にしておりました。こうしたワードローブ史から浮かび上がってくる彼女の素敵のミソは、その瞬間の自分に正直な気持ちを躊躇わずに取り入れて表現するしなやかな行動力。
ヒッピードレスも、さぞかし双子分じゃ腹も重かろう。それに小さな子供達の子育てもあるから動きやすくなくてはいけなかろう。という観点で選ばれたマタニティーウエアだったのでしょう。また日常着にハッピーな色が加わったのもドレススタイルを取り入れたからこそ起こった変化です。胎教を考えてのことだったのか?それとも愛するブラピに「カラフルなのも似合うよ」と甘く囁かれたのか?はたまた可愛い子供達のリクエストだったのか?どちらにしても「虹のような家族を作るのが夢」と語る彼女の心境が現れているのが見て取れて、同じヒッピードレスを愛する者としては、自由な息吹を感じさせるこのドレスが、大地を踏みしめ、今まさに母であることを謳歌しているアンジーのマザー・オブ・アースなスピリットにピッタリだったのではないかと妄想してしまうのです。
つまり常に自分の今の生き方とライフスタイルに合っているかどうか?ということが、彼女のファッション観のベースであり、どこか地道で頑固なこの考え方こそ、実はガーリンであれば憧れて止まないパリジェンヌの思考回路ではあるまいか。(たぶん)そこに気づいて自分らしさを追求しているアンジーは、一見ガーリーとは程遠いイメージであっても、やっぱりガーリンのお仲間。だから見る者は知らず知らずにその人生観ごと彼女の着こなしに憧れ、心のどこかであやかりたいと願う・・・なので一万着完売もナルホド納得(笑)。もしかすると今を生きるガーリンにとって、アンジェリーナ・ジョリーという「成功を呼ぶ魔法」をリアルタイムに体験していることは、「予期せぬ幸運」だったりするのかもしれません。
Illustration by Yuki Kitazumi
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アンジー効果が続いているので米オフィシャルサイトに掲載されているロングドレスの在庫も薄目になっております。
