NAVIGATORS : Marica
iPOD世代の厚めバングス系・ガーリン!アーティスト
02.14.2008
化粧品メーカーを中心にニューウェイブ・カルチャーと密着した80'SのCM、「渋谷系」がフューチャーされた90’s中期、グラフティやブラックミュージックなど、ストリートカルチャーとスポーツを結びつけた90年代後半のナイキ、アディダス。
CMはその時代のカルチャーを反映する歴史的資料のようなもの。
2000年以降を代表するCMといえば、やはり iPODシリーズなのではないでしょうか。プロダクトそのモノの格好良さに加え、LOGAN(ローガン)のアニメーションに代表されるクールな映像と印象的なCMソング!
エミネムやゴリラズ、JETなど、有名無名に関わらず旬な楽曲を起用するセンスの良さには、毎回驚かされてしまいます。
07年秋からiPOD nanoのCMソング「1 2 3 4」を歌っているファイスト(FEIST)、年末からオンエアされているiPOD touchのCMソング「Music Is My Hot, Hot Sex」をプレイするCSSというパンクバンドは、いずれも現在の音楽シーンを代表する女性アーティスト達。
ここ数年、センスが良くて、グッドルッキングで、音楽的バックグラウンドもしっかりある魅力的な女性アーティスト達が続々と登場している。そんなシーンの動向をいち早くキャッチしているアップル社は、やはりさすがだな~と唸ってしまう。
今回は、iPODのCMを軸に、世界中の旬な女性アーティスト達をご紹介したい思います。
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「1 2 3 4」を歌うファイストは、カナダ出身のフランス系女性シンガーソングライター。
真綿の様な優しい歌声と、前髪ぱっつんの「厚めバングス」なヘアスタイルが良く似合う、いかにもフランス系女性って感じの佇まい。iPOD nanoのCMがヒットして、日本ではやっとブレイクしたという感じですが、彼女は既に04年にジェーン・バーキンの(雰囲気かぶりますねぇ~)アルバム『Rendez-Vous』に参加し, 05年リリースのデビューアルバムはカナダ版グラミー賞を受賞している。
ちなみに「1 2 3 4」は、レオナールの08年春夏のパリコレのショーでも使用されていたそうで、ブランドのフェミニンで軽やかなプリントが彼女の歌声とすごくマッチしていたようです。(AFP通信のウェブサイトにあるファッション特集で閲覧可能です。)
「1 2 3 4」でファイストを知った人には、デビューアルバムの『LET IT DIE』をぜひ聞いてもらいたい。ビージーズのカヴァー曲 「Love you inside out」、自らギターを奏でる8曲目の「Secret Heart」など、こみ上げる様な歌声と素晴らしいソングライティングは、ここ何年かのベストアルバムと言っても良いくらいの傑作!!!
「Secret Heart」のライブでは白のブラウス姿でエレキギターをかき鳴らしていて、本当にカッコ良いです。
そういえばFUJI ROCKで来日した時の白いミニワンピース+白タイツも可愛いかったな~。この辺りのライブ映像を見ると実は「ロック少女」だった彼女のルーツに触れる事ができて、更に好きになるハズ。
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そんなファイストの親友で彼女のアルバムジャケットをデザインしているのが、サンフランシスコで活動する女性3人組のルビーズを率いるシモーネ・ルビー。ファイスト好きなら間違いなく気に入りそうな優しい歌声と、ふっくらした笑顔が愛らしい。昨年リリースされた大沢伸一さんのアルバムにもゲスト参加していて、素敵な歌声を披露している。ファイストとの出会いは、普通の女の子達が仲良くなっていくような、そんな成り行きだったとか。サンフランシスコにやってきた彼女の為に料理を作ったり、悩みを打ち明けたり、、、仕事で一緒にメキシコに行った時には、皆で海に飛び込んだり、、、。彼女達の姿を想像すると、甘酸っぱくて繊細なソフィア・コッポラ映画の1シーンがみたい。初のアルバムにはもちろんファイストも参加。シモーネが手がけているジャケットは、サウンド同様に温かくてちょっと切ない。
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ボーカルのラブフォックス(LOVEFOXXX)が超人気バンド・クラクソンズのメンバーと婚約したり、イギリスの有名音楽雑誌『NME』の「07年クールリスト」の3位に選ばれたり、、とiPOD touchに起用される前からブレイクしていたのがCSS。日本では彼女達の曲がキューピーマヨネーズのCMで使用されていたらしく、日本の企業がアップルより早く取り上げていたのか~、と思うとなんとなく嬉しい。
CSSは既に日本でも多くの媒体で紹介されているので、彼女達が気になる人にぜひともお薦めしたいのが、カナダのロックバンドYOU SAY PARTY! WE SAY DIE!(ユー・セイ・パーティ!ウィ・セイ・ダイ!)。
男女5人の混成バンドですが、ボーカルのベッキー嬢がとってもキュート!代表曲「MONSTER」のPVでは、ファイストと同様に「厚めバングス」なヘア、赤いドレスと口紅でモンスターと戯れるベッキーが見れます。今年3月にはセカンドアルバムが日本盤としてリリースされるので、ぜひチェックを!
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他にも明石家さんま・長澤まさみW主演のTBSドラマ『ハタチの恋人』の主題歌にもなり、60年代のレトロ風味なサウンドルックスが人気のイギリスのポップバンド、ピペッツ(THE PIPPETTES)、皆川明さんの手がけるファッションブランド、ミナペルホネンとのコラボレーションするN.Y.出身の3人組 オ・ルヴォワール・シモーヌ、 ロリータな声と、セクシャルで過激なフランス語のラップの響きが新鮮なフレンチ・エレクトロ・ガールユニット、イエール(YELLE)など、ルックスと音楽性を兼ね備えた女性アーティストが続々と登場してきている。MySpaceから火が着いたリリー・アレンなんかは、もうすっかりメジャーだし。
これまでも多くの女性アーティスト達が登場してきたが、新世代のガールズアーティスト達に共通するのがその「軽やかさ」。ビッグスターを目指すとか、何かを犠牲にするとか、そういった気負いとは無縁な彼女達の姿が見えてくる。それでいて、好きなものは好き、と自分の世界をきちんと伝えられる強さとセンス、みたいなモノが伝わってくる。もちろん楽曲の良さは言うに及ばず、、、!
ちなみに彼女達の作品はそれぞれアートワークも素晴らしいので、iPODで楽しむだけでなくCDとしての魅力も大。 日本からもキュートでたくましいガールズ達の登場が待ち遠しいです。
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